はじめに
子どもと一緒にお出かけ先を探すとき、「安心して遊べるかどうか」が一番のポイントになりますよね。
宮崎市の『ASOBI PARK』は屋内外で遊べる複合施設として人気がありますが、実際に訪れてみると親目線では気になる点が少なくありませんでした。
本記事では、実際に利用して感じた“辛口レビュー”を正直にまとめました。
安全面や設備状況を中心に解説しますので、これから行こうと考えている方の参考になれば嬉しいです。
全てにおいて「ほったらかし運営」
ASOBI PARKを利用してまず驚いたのは、監視員がほとんどいないことです。
それぞれまとめていきます。
BABY CORNERに中学生が!?
「BABY CORNER」と呼ばれる0歳~3歳向けのスペースがあるのですが、監視員がいないため無法地帯になっていました。
具体的には4歳以上とみられる子どもが普通に遊んでいますし、中には中学生くらいの大きな子どもまで入り込んでいました。
本来なら年齢制限を守ることで小さい子どもが安心して遊べるはずですが、実際は自由に出入りできるため、赤ちゃんや幼児が大きな子にぶつかりそうになる場面も見られました。
滑り台の逆走
メインのボールプールエリアには何か所か滑り台が設置されているのですが、ここにも監視員がいないため無法地帯です。
具体的には滑り台の逆走が頻繁に起きており、大人である私が注意する場面もありました。。
親同士で「危ないね」と声を掛け合うことも多く、安全性は完全に家庭の自己管理任せです。小さいお子さん連れの方は、常に目を離さない覚悟が必要でしょう。
遊具のメンテナンス不足
次に気になったのは遊具の状態です。
ボールプールには空気が抜けてペシャンコになったボールが多く混ざっていたり、ベビーコーナーの滑り台は部品が外れていたり、クライミングの取っては修理中という張り紙があったり。
あまり気持ちよいものではありませんでしたね。
水遊びエリアの環境問題
夏場に人気のウォーターランドですが、こちらも課題が多く見受けられました。
プールの看板には水深90cmと記載されていましたが、実際は膝上、60cmくらいしかありませんでした。
おそらく蒸発や水が外に出たりして無くなっているのでしょう。「潜って遊ぶ」という遊びは子どもでもできそうにありませんでしたね。
また、ベビー向けプールでは給水がされておらず、水がほとんど枯れていました。
さらに、ろ過装置も稼働していないため水が濁り、衛生面で不安を覚えるレベルです。ベビーコーナーのプ―ルは家庭のビニールプールレベルのものですので、想像がつくと思います。
また、備え付けのジョウロやおもちゃ類は壊れていて、すべて水漏れして使えない状態でした。
マンガコーナーは2020年で止まっている
開業が2023年のこの施設ですが、漫画コーナーのマンガは2020年頃の巻数で止まっています。
ラインナップはワンピースや宇宙兄弟、弱虫ペダル、キングダムなどアニメ化・映画化されたメジャーなタイトルが並んでいますが、最新刊に目をやると「なんか古いな...」と思わざるを得ませんでした。
需要に見合っていない設備
遊具だけでなく、館内の設備全般にも“放置されている”印象を受けました。
Instagramなどで話題となり、県内外から多くの人が訪れているASOBI PARKですが、需要に見合っていない設備だと感じます。
ロッカー・机不足
ASOBI PARKは宮崎市内で数少ない大型の屋内遊び場ということもあり、休日や夏休みには多くの家族連れで賑わいます。
しかしその需要に比べて、提供されるスペースや設備が明らかに不足しています。
机や椅子の数も限られており、食事や休憩をする場所を確保するのが一苦労。
ロッカーも無料ではありますが数に限りがあり、オープンに並んでいる人くらいしか使うことができません。
本来なら親子でリラックスしながら過ごせるはずの空間が、むしろストレスの場となってしまうのは大きなマイナスポイントです。
小さなお子さんを連れて長時間利用するには、座る場所や荷物置き場を早めに確保する戦略が必要だと感じました。
ウォーターランドの更衣室も狭い
ウォーターランドの更衣室も狭いです。2~3組ぐらいしか入るスペースがなく、ロッカーも常時満杯。
快適に過ごせるには程遠い状態かと思います。
まとめ
宮崎市のASOBI PARKは、一見すると子どもが思いきり遊べる楽しい施設に見えますが、実際には監視体制の不十分さやキャパ不足など多くの課題を抱えています。
特に初めての子育てで「安全に遊ばせたい」と考えるママにとっては、思った以上に気を使う場面が多いでしょう。
一方で、事前に注意点を理解し、準備を整えて訪れることで、子どもにとって貴重な遊び体験になる可能性もあります。