「科学館って小学生以上が行く場所じゃないの?」と思っていませんか?私もそうでした。
ですが、実際に1歳8か月の娘を連れて宮崎科学技術館を訪れてみて、その印象がガラリと変わりました。
子どもの目線で楽しめる仕掛けがいっぱいで、むしろ乳幼児こそ連れて行くべき場所だったんです!この記事では、実際に訪問した際の体験をもとに、1歳児でも安心して楽しめるポイントをレビュー形式でご紹介します。
初めての外出先選びに悩むママ・パパの参考になれば嬉しいです。
宮崎科学技術館は0歳から遊べる!
小さな子ども連れでも楽しめる場所かどうか、事前に調べるのは親にとって重要ですよね。
宮崎科学技術館は、展示内容こそ「科学館」として本格的ですが、実は0歳児からでも安心して楽しめるよう配慮されています。
授乳室・おむつ替えスペースも完備されており、配慮もバッチリ。展示物には光・音・風など五感を刺激するものが多く、見るだけでも子どもの好奇心がくすぐられます。
「早すぎたかな?」と思っても、意外と親子で新しい発見に出会える場所、それがこの科学技術館です。
【レビュー】1歳8か月はどう遊んだ?
実際に1歳8か月の娘と一緒に遊んでみて驚いたのは、展示物の多くが「見るだけで終わらない」ことです。
どれも子どもが自分で触ったり動かしたりできる工夫がされていて、飽きずに次から次へと移動していきました。
途中で泣いたりぐずったりすることもなく、まさに“科学の遊園地”という感じ。もちろん1歳児なので難しい理屈はわかりませんが、視覚的にインパクトのある展示が多く、「すごい!」と感じる体験を連続して味わえます。
ここからは、1歳8か月の娘が特に喜んだ展示をご紹介します。
大きなシャボンリング

巨大な輪から出るシャボン膜のなかに入れる仕掛けに、娘は最初こそ戸惑っていましたが、シャボン玉が自分を囲むと興味津々。
一人で入るのは怖いようで、親と一緒に抱っこしながら楽しみました。
手を使って触れる体験は、1歳児にとってとても貴重です。科学というより「不思議な遊び」として楽しめるので、小さなお子さんに特におすすめの展示です。
コリオリ力
シャボンリングの隣にある回転しているあの場所です。
この展示はくるくる回る台の上でボールを転がして、その軌道がどう変わるかを見るものでした。
娘は台が回るだけでも大喜びで、ボールを投げたり手で押したりして夢中に。
科学的な理解はもちろんまだ先ですが、「動かすと変化がある」という因果関係に気づくきっかけになっていたようです。親としても、普段触れない道具や空間で安全に遊べることが何よりありがたかったですね。
遊びのトンネル
まだまだ歩くことが楽しい時期。遊びのトンネルも楽しめました。合計3周しました(笑)。
親がそばについて一緒に進むことで、安心感を持ちつつ探索を楽しむことができました。
大人には狭いので少々苦しかったですが、1~2分ほどで通過できるので、ちょっとの我慢ですみます。
ただし、まだ1人では行かせられませんね。大人と一緒に行くようにしましょう。また、曜日や混雑時は小学生もバンバン通ってきます。混在しているときは避けた方が良いでしょう。
ベルヌーイの球
「ベルヌーイの球」は、空気の流れでボールが浮かぶという不思議な展示です。
扇風機やドライヤーの風を楽しんでいる時期なので、この展示も風×ボールの組み合わせで非常に喜んでいました。
手を伸ばして触ろうとしては、ふわっと逃げるボールに興奮してキャッキャと笑い出す姿が印象的でした。
ボールの浮遊は魔法のように見えるようで、何度もスタートボタンを押して繰り返していました。この展示は、風や浮力という見えない力を、視覚で直感的に感じられる点が魅力で、1歳児でも自然と「不思議」を楽しむことができます。
エネルギーサーカス
動きのある展示で特に人気だったのが「エネルギーサーカス」です。ペダルをこぐとボールがレールを走ったり、ジャンプするとポンプが作動したりと、体を使ってエネルギーの仕組みを体感できるコーナー。1歳8か月の娘には一部の装置はまだ難しい部分もありましたが、ジャンプマットの上でぴょんぴょん跳ねたりしていました。
小学生のお姉さん、お兄さんの動きを見てしっかりと学習していましたよ。
キッズスペース

私が子どものころは無かったと思うのですが、キッズスペースが追加されていました!
滑り台が2個、絵本コーナー、平均台、ブロックがあり、土足厳禁で楽しむことができるエリアです。
年齢制限も6歳までで、小さい子でも安心して遊べます。隣には授乳スペースもありました。
広さは子ども5人分ほどでしょうか。それ以上増えるとおもちゃの取り合いや順番待ちが発生するかなというくらいの広さです。
プラネタリウム

「さすがに1歳にはまだ早いかな?」と思いながらも、最終回のプラネタリウムにチャレンジしてみました。
結果は「ギリギリOK」でした。イベント自体、「星空リトミック音楽会」という乳幼児参加可能な企画だったので、泣いても問題なし!ということで参加。
1時間の講演と開園までの15分程度の待ち時間、親の膝の上でしっかりと楽しんでくれました。途中、集中力が切れる時間もありましたが、泣かず、脱走せず、座っていられました。
まとめ
宮崎科学技術館は、1歳児でもしっかり楽しめる仕掛けが満載の、まさに“乳幼児フレンドリー”な科学館です。展示はすべて触って遊べる体験型で、子どもの発達段階に応じて楽しめる工夫がされています。
さらに、プラネタリウムでは子ども向け番組やコンサートなども定期的に行われており、「学び」も「遊び」も欲張りたいママには理想的なスポット。施設の設備も整っているため、授乳やおむつ替えの心配も不要です。
これからのお出かけ先選びに、ぜひ宮崎科学技術館を候補に入れてみてくださいね。