赤ちゃんの抱っこは、親子の絆を深める大切なスキンシップです。
しかし、どちらの腕で抱えるべきか迷うことはありませんか?
抱きやすい方、やりやすい方でいいの?と、ふと思いませんか?
抱っこは赤ちゃんにとっても抱く人にとっても重要です。
今回は、右抱きと左抱きの違いを解説し、それぞれの抱き方の特徴やどちらがよりおすすめかをご紹介します。
抱っこの種類
抱っこは赤ちゃんに安心感を与えるだけでなく、親子の愛情を育む重要なコミュニケーション手段です。
抱っこの種類には、主に横抱きと縦抱きがありますが、市販されている抱っこ紐を使っての抱っこもありますね。
昔は抱き癖がつくので、抱っこはたくさんしないほうが良いなどと言われた時期があったようですが、近年ではそのようなことはなく、たくさん抱っこすることで親子のコミュニケーションとなり、愛着形成にも重要であると言われています。
ですので、たくさん赤ちゃんを抱っこしてあげましょう。
この記事では特に横抱きの中の、右抱きと左抱きの二つの抱き方に焦点を当てて詳しく見ていきます。
▼抱っこ紐についての記事はこちら
右抱き、左抱きとは
右抱きとは、赤ちゃんの頭が右側に、お尻が左側にある状態です。
左抱きはこの逆になります。
通常、人は無意識のうちに自分の利き手側で抱こうとするものですが、それが必ずしも最適とは限りません。
右抱きのメリット、デメリット
右抱きは、利き手が右手の人が多いため、この抱き方が行いやすいと感じる人もいるでしょう。
右抱きのメリットとしては、利き手を抱っこで使うため、赤ちゃんをしっかりと支え安全に管理できる点は大きな利点です。
しかしデメリットとしては、日常生活では利き手である右手を自由に使えないところといえます。
また常に同じ側で抱くことで体に負担がかかりやすくなることや、肩や背中に痛みを感じやすくなることがあります。
さらに赤ちゃんが外界との接触を偏った形で経験することになり、視覚や聴覚の発達に偏りが生じる可能性が指摘されています。
左抱きのメリット、デメリット
一方、左抱きは感情を豊かにすると言われています。
ママの心臓が近いため、赤ちゃんが安心感を得やすく、特に小さな子どもには安定感を提供することができます。
心臓の鼓動を感じることで、ママとの絆が深まり、精神的な安定を促すとされる研究結果もあります。
また利き手が自由になりやすい状況なので、家事や日常生活の作業を利き手で行うことが容易です。
しかし、利き手でない手での抱っこは、特に長時間にわたると疲労が蓄積しやすくなり、出産後の母体には影響が生じる可能性があります。
体験談
私自身も子育てを経験し、右抱きと左抱きのどちらが良いか試行錯誤をしました。
私は赤ちゃんが生まれてお世話を始めた時、何も考えずに右抱きで赤ちゃんを抱っこしていましたが、日常生活では利き手である右手を自由に使いたい場面が多く、少々不便を感じることもありました。
一方で主人は左抱きで赤ちゃんを抱っこしていた為、夫婦間で赤ちゃんの抱っこを交代する際に互いに赤ちゃんの向きを変えることなく、スムーズに行うことができました。
この体験談から分かるように、夫婦間で抱く向きが分かれていることで育児をする上での利点がありました。
また赤ちゃんにとっても左右どちらでも抱っこを経験しながら成長できるため、発達の偏りの心配も減りますね。
右抱き、左抱きの話からは少しそれますが、赤ちゃんの首や腰がしっかりしてくると縦抱きがしやすくなってきます。
そうすると、右抱き派だった私ですが、左手でも縦抱きなら赤ちゃんを抱っこしやすくなりました。
横抱きだと片一方しか得意でなくても、縦抱きなら両方の手を平等に使えるようになるかもしれませんので、時期がくれば偏りも少しずつ緩和できるかもしれません。
まとめ
以上が右抱きと左抱きのそれぞれの特徴と、私の体験談です。
どちらの方法もメリット、デメリットがあります。
必ずどちらが良いということがありませんが、ご自身の抱きやすさやお子様の様子を見ながら、最適な抱っこ方法を見つけることが大切です。
パートナーとも相談しながら、子育てをしながら、見つけてみてください。
毎日の抱っこ、赤ちゃんの成長とともに身体への負担は大きくなりますが、我が子を一番近くで感じられる、とても愛しくてかけがえのない時間です。
大切な抱っこ時間、赤ちゃんの安全と快適を最優先に、楽しい子育てを目指しましょう。