赤ちゃんが目を打ってしまったとき、多くのママが直面するのは「病院は何科に連れて行くべきか」という問題です。
小児科が良いのか、眼科が適しているのか、判断に迷うことが多いでしょう。
本記事では、赤ちゃんが目を打った際にどの専門医を受診するべきか、具体的なケースごとに解説していきます。
【結論】小児眼科がベスト

結論から言うと、眼科に行くべきです。
さらに、眼科の中でも「小児眼科」を専門としている眼科に係ると良いでしょう。
小児科・眼科について詳しく見ていきましょう。
小児科の場合
小児科の場合、目の怪我は専門外となります。
そのため、小児科に行ったとしても、打撲や腫れ・内出血などの「体の表面」的な診断しかできません。
小児科では、目や視力の状態が確認できないため注意しましょう。
ちなみに、赤ちゃんが目を打った際に、内出血や腫れだけであれば小児科で十分です。
しかし、初めての子育ての場合は不安がつきもの。不安な場合は最初から小児眼科へ行きましょう。
小児眼科の場合
目そのものに異常がみられる場合は、小児眼科の受診となります。
目が赤くなったり、目の中に異物が入っている可能性がある場合は、眼科で迅速な対応が求められます。
また、目の動きがおかしい、視力に異常が見られると感じた場合も、眼科医に診てもらうことが必要です。
目の怪我は放置すると、将来的に視力に影響を及ぼす可能性があるため、適切な専門医の診察を受けることが大切です。
【体験談】赤ちゃんが目を打ったときの対処

ここからは、実際に私が経験したケガから病院までの流れをご紹介します。
夜に赤ちゃんが目を打った!
私の場合は、平日の夜に赤ちゃんが机に目をぶつけてしまいました。
赤ちゃんは大泣き、まぶたに腫れと内出血のようなあおたんが出来ていました。
出血はありません。目も充血していません。
小児救急に電話した
夜だったため、小児救急に急いで電話したところ、小児科であるため「打撲の診察はできるが、目の中は難しい」との回答が。
どうすればよいか聞いたところ、「夜間救急用の眼科」を案内してくれました。
救急対応している眼科へ連絡
状況を説明、赤ちゃんは現状落ち着いている旨を話しました。
看護師から医師へ伝えるとのことで、一度電話を切り、数分後に再度電話が掛かってきました。
「現状落ち着いているのであれば、今晩は病院にいかなくて大丈夫です。翌日に小児眼科へお願いします。」とのことでした。
とりあえず一安心です。
翌日、小児眼科へ
翌日、赤ちゃんは相変わらず内出血と腫れがありましたが、腫れは少し引いていました。
朝一で小児眼科を受診、目の状態や追視などを確認し問題ないと言われました。
その日は、「外傷があると、細菌が入るためこの薬を」と塗り薬が出されて終わりです。
5日後には内出血も引く
事故から2日ほどで腫れがなくなりました。
さらに、3~4日は内出血がありましたが、5日目になると完全に内出血もなくなりました。
今回は当たり所が良かったらしく、大事には至らずほっとしました。
応急処置と緊急のサイン
赤ちゃんが目を打った際に、病院へ行く前にできる応急処置も覚えておくと安心です。
まず、目の周りに腫れが見られる場合は、清潔なタオルに包んだ冷たいタオルや氷を軽く当てて、冷やすことで腫れを抑えることができます。ただし、直接氷を皮膚に当てるのは避けましょう。
また、目の中に異物が入っているように見える場合は、無理に取り除かず、すぐに眼科医に相談してください。
家庭でのケアでは、赤ちゃんが目をこすらないように注意し、症状が悪化しないようにしましょう。
赤ちゃんの目の怪我が緊急性を帯びる場合もあります。
例えば、目の中に血が混じっていたり、瞳孔が異常な形をしている場合、視力が急激に低下しているように見える場合は、すぐに眼科を受診する必要があります。
また、赤ちゃんが非常に泣き止まなかったり、普段と異なる様子を見せる場合も、専門医の診察が必要です。