初めての赤ちゃんを育てる中で、抱っこで寝かせた後に赤ちゃんを起こさないように、ベッドや布団に移動させるタイミングは難しいですよね。
特に、夜間の睡眠中に赤ちゃんを起こさずにうまく寝かせる方法を覚えることは、赤ちゃんもママも快適な睡眠を得るために非常に重要かと思います。
この記事では、赤ちゃんが深い眠りについたサインや、安全かつ効果的にベッドへ移動させるコツを詳しくご紹介します。
赤ちゃんの睡眠状態
まずは赤ちゃんがぐっすりと眠っているかどうかを見分ける方法を知ることが大切です。
寝落ちのサインとして、赤ちゃんの呼吸が深く、ゆっくりになっていて、リラックスしている様子を見せることが多いです。
このタイミングで赤ちゃんをベッドに移動させるのがベストです。
回数を重ねていくと、深い眠りなのか浅い眠りなのか分かるようになってきます。
また、深い眠りになると、赤ちゃんの重心がずれ、赤ちゃんが重くなったような感覚となります。
これらのサインを見逃さず、ベッドに移動させましょう。
親としては、赤ちゃんの睡眠パターンを理解し、リラックスした状態で眠りにつくようサポートできると良いですよね。
ただ、赤ちゃんも眠ることが得意な子と、苦手な子がいるようです。
特に昼夜の区別がついた時期になると、日中時間帯は眠ることが苦手になる赤ちゃんもいるので、わが子の睡眠のパターンや特徴を知ることも大切です。
赤ちゃんがご機嫌で起きていられる時間
そんなことがあるなんて知らなかった、元気そうだから起こして遊ばせていた、ということがあるかもしれません。
実際に私もこのことを知るまでは何も意識していませんでした。
でも意識して赤ちゃんと接することで、すんなりと眠れるタイミングがあることが分かりました。
ここでは、ご機嫌で起きていられる時間=活動時間、と言いますね。
あくまで目安ですし、時間には個人差があるものですが、これを知っておくだけでも、睡眠モードに赤ちゃんを誘いやすくなると思います。
では、赤ちゃんの活動時間について見ていきましょう。
月齢別、活動時間の目安
新生児~1ヵ月
活動時間の目安は40分。
おむつを替えて、授乳をしたらあっという間に活動時間の限界を迎えるということになりますよね。
なので、一般的に寝て飲んでの繰り返し、と言われているのです。
授乳時間には個人差があるので、赤ちゃんの様子やペースに合わせてサポートしてあげましょう。
1ヵ月~2ヵ月
活動時間の目安は、約40分~1時間。
まだまだ短いですね。
赤ちゃんの様子やペースに合わせてサポートしてあげましょう。
2ヵ月~3ヵ月
活動時間の目安は、約1時間~1時間20分。
少しだけ、時間が延びてきました。
ふれあい遊びも交えながら、ご機嫌な時間を大切に過ごしてみましょう。
4ヵ月~5ヵ月
活動時間の目安は、約1時間20分~1時間30分。
このあたりから、成長の早い赤ちゃんは活動量が増えてくる時期です。
ですが、意外にも活動時間の目安は短めなことが分かりますね。
6ヵ月~8ヵ月
活動時間の目安は、約2時間~2時間30分。
この時期以降、ぐんと活動時間が長くなり、活発に動いてくると思います。
たくさん動いて疲れた赤ちゃんの眠いタイミング、サインを見つけられるとベストです。
9ヵ月
活動時間の目安は、約2時間~3時間。
生活リズムも整い始め、たくさん遊んだ後にはたくさん眠る赤ちゃんも出てきます。
お昼寝の回数も、いままで2~3回だったのが、1~2回になるなど、変化がある赤ちゃんも出てきます。
10ヵ月~12ヵ月
活動時間の目安は、約3時間30分~4時間。
ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きなど、行動範囲がどんどん増え、活動量も大幅に増えます。
赤ちゃんの様子に合わせて、遊びと休憩のメリハリをつけてあげましょう。
赤ちゃんの眠いサイン
赤ちゃんがご機嫌に過ごしているように見えても、実はすでに眠いと感じているかもしれません。
赤ちゃんと過ごしている中で、このようなサインが見られた時には、寝かしつけに入るとスムーズに深い眠りを誘うことができるかもしれません。
すでに疲れすぎて、眠くなりすぎているサインと言われている3つがこちら。
あくびをする・目をこする・ぐずる、です。
眠くなりすぎているところまで待ってしまうと、逆に赤ちゃんは眠りにくいことがあるようなので、活動時間を目安に様子を観察してあげることが大切です。
その他の眠いサインとして、そわそわする・耳を引っ張る・顔をママやパパにこすりつける、などがあります。
赤ちゃんそれぞれにサインが違ってくると思うので、よく観察して発見してあげましょう。
サインだけでなく、活動時間の目安も合わせて、赤ちゃんの心地よい睡眠サポートができるとよいですね。
寝かせる場所の環境
赤ちゃんをベッドに移動させる前に、寝かせる場所の環境を整えることが大切です。
部屋の温度は赤ちゃんが快適に感じる範囲に保ち、静かで落ち着いた環境を作りましょう。
昼夜のリズムがついた赤ちゃんには、お昼寝も真っ暗な部屋で過ごすことで落ち着いた睡眠につながりやすいと言われています。
隙間からの光漏れに敏感な赤ちゃんもいますので、遮光カーテンや遮光テープなどを利用して、外部からの光を遮断することもおすすめです。
また、ベッドや布団は安全な状態に保ってあげましょう。
赤ちゃんの置き方
赤ちゃんをベッドに移動させる際には、ゆっくりと優しく置くことが大切です。
特に、赤ちゃんの頭を支えながら、背中をマットレスに触れるように慎重に下ろしましょう。
また、赤ちゃんが安心して眠れるよう、おくるみやベビーベッドの安全な使い方も覚えておくと良いでしょう。
おくるみは低月齢の赤ちゃん向けです。
寝返りや身体を動かしたそうにしている場合は、おくるみは卒業するほうが赤ちゃんの安全のために適切です。
また、長時間眠るときにもおくるみは不向きと言われているので、夜間など大人の見守りがないなかでの使用は控えると良いでしょう。
体験談
私の体験談として、抱っこで赤ちゃんを寝かせた後、着地に成功することはなかなか難易度が高かったです。
失敗することもしばしば…。
成功するときの条件は必ずではありませんが、前述したことに加えて次のポイントを重視しました。
赤ちゃんを置くときに、お腹にぬくもりを残しつつ、お尻→背中→頭の順番で布団にゆっくりを置くことで成功することが多くなりました。
赤ちゃんによっては逆の順番の方が好みだったりすることもあるようで、いろいろな方法を試しながら、赤ちゃんに合った方法を探していくことをおすすめします。
まとめ
赤ちゃんを抱っこからベッドへと移動させる際には、赤ちゃんの睡眠状態を見極めること、寝かせる環境を整えること、そして優しくゆっくり置くことが重要とまとめました。
また、赤ちゃんが眠りやすいように活動時間の目安やサインを見逃さないことも重要です。
毎日の積み重ねで、赤ちゃんとママに合った方法が見つかってくるはずです。
もちろん成功ばかりではありませんが、ママの休息のためにも覚えておいて、実践できるところは、ぜひ試してみてくださいね。