でも大丈夫。少しだけ“知っておくこと”と“準備しておくこと”があれば、空の旅はぐっとラクになります。
ここでは、子育て中のママが安心して飛行機に乗れるよう、必要なポイントをご紹介します。
1歳〜2歳の飛行機は「事前準備」がすべて

結論はとてもシンプルで、1〜2歳と飛行機に乗るときは「航空会社選び」「空港での過ごし方」「気圧対策」の3つを準備しておくことが大切です。
この3つを押さえると、泣きやぐずりを最小限にしやすく、ママ自身も落ち着いて過ごせます。
ここからは、知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
航空会社の違い
1〜2歳のお子さんと飛行機に乗るとき、最初のポイントは航空会社選びです。
同じ飛行機でも、過ごしやすさは会社ごとに意外と変わります。
安心感が高いのは ANAとJAL。
座席のゆとりがあり、客層も落ち着いているため、ママの気持ちにも余裕が生まれます。
特にANAは、ポケモンの安全ビデオをはじめ、アンパンマンやミッキーマウスクラブハウスなど、1〜2歳が楽しめる映像があるのが魅力。
さらに、おもちゃをもらえることもあり、手遊びが増えてグズり予防にもつながります。
一方、格安航空(LCC)は料金が大きなメリット。
ただ、座席がやや狭く、サービスが最小限なので、泣いてしまった時にママが気をつかいすぎて疲れた、という声も聞きます。
はじめての飛行機なら、少し料金が上がっても ANA・JALを選ぶと安心感が大きい のが正直なところです。
空港での過ごし方
飛行機に乗る前の空港での時間は、大切な準備時間になります。
慌ただしくゲートへ向かうより、余裕を持って到着し、空港内での過ごし方を決めておくほうが、ママも子どもも安心できます。
まず確認しておきたいのが、キッズスペースです。
子どもが自由に体を動かせる場所があると、気分転換になり、機内で落ち着きやすくなります。
空港によって場所や広さはさまざまですが、事前に地図で確認しておくとスムーズです。
もう一つ大切なのが 食事場所。
フードコートやカフェが多い空港でも、混雑しやすい時間帯は席が取りにくくなります。
子どもが食べやすいメニューがあるか、ベビーチェアがあるかなどを把握しておきましょう。
搭乗時間までを「遊ぶ→食べる→トイレ→搭乗」と流れで過ごすと、落ち着いたまま飛行機へ乗れます。
1歳~2歳の場合で、搭乗時間がお昼の場合は搭乗直前に寝かしつけができると一番良いですね。
機内での気圧・ぐずり対策
離着陸時の「耳が痛い…」は、大人でもつらいもの。
1〜2歳はまだ耳抜きが上手にできず、急に泣き出すこともあります。
そこでおすすめしたいのが、ジュレ系の飲み物です。
ジュレを飲む動作は、自然とゴクンと飲み込む動きになるため、耳が痛くなりにくくなります。
ストロー付き飲料も同じ理由でおすすめです。
いつも飲んでいる味だと、安心して口にしてくれます。
また、座っている時間が長くなると、どうしても飽きてしまいます。
お気に入りのぬいぐるみ、小さめの絵本、タブレットに数本の動画を入れておくと安心。
機内Wi-Fiがあっても速度が不安定なことが多いので、事前ダウンロードがポイントです。
飛行機に乗る際の注意点

ここでは、私が特に「準備しておいてよかった」と思った3つのポイントをご紹介します。
テレビや動画を見る場合はヘッドホンの準備を
機内では、動画やアプリが子どもの強い味方になります。
とくに、1〜2歳は「お気に入りの映像が見られるだけで落ち着く」ことも多いので、
タブレットやスマホは手軽な暇つぶしとして便利です。
ただし、機内では音を出せません。
そのため、子ども用ヘッドホンを持っていくことが大切です。
耳が痛くなりがちな離着陸の時間に気がまぎれることもあります。
ポイントは「普段から慣らしておくこと」。
当日いきなりヘッドホンをつけると、嫌がってしまう子も少なくないので、
おうちで何度か練習しておくと安心です。
ANA/JALの子供向けおもちゃは「小学生向け」
ANAやJALでは、搭乗時に子ども向けおもちゃをもらえることがあります。
ただし実際は、内容が“小学生向け”のことが多いのが正直なところ。
1〜2歳にとっては、
・対象年齢が合わない
・細かいパーツが多い
・遊び方が難しい
など、「うまく遊べない」ケースがあります。
もちろん、もらえると特別感がありうれしい時間ではありますが、
「これで遊べなかったらどうしよう」と期待しすぎないほうが安心です。
そのため、機内での時間を考えるなら、
子どもが普段から遊んでいる小さめのおもちゃ
(絵本・ぬいぐるみ・シールブックなど)を持っておくのがおすすめ。
普段の遊びをそのまま持ち込めるので、子どもも落ち着きやすいです。
手荷物に入れておくと安心なもの
1〜2歳との飛行機では、手荷物の中身がママの安心につながります。
とくに、座席から立ちにくいタイミング(離着陸・食事サービス時)に
すぐ取り出せるものがあるだけで、ぐっとラクになります。
おすすめは
・おむつ、おしりふき
・着替え
(上下1枚ずつ準備しておきましょう。空港内にベビー服を購入できる場所は限られるため、おしっこ漏れなどの対処が難しいです。)
・ビニール袋(汚れ物用)
・ミニタオル
・ジュレや飲み物
・小さなおもちゃ
など。
まとめ|事前のひと工夫で快適に
1〜2歳との飛行機は、
「ちゃんと乗れるかな……」と不安になるのが自然です。
でも、航空会社選び・空港での過ごし方・気圧対策を準備しておくだけで、
空の時間はぐっとラクになります。
ANAやJALはサービスが手厚く、
映像やおもちゃで子どもの気がまぎれやすいのがポイント。
空港ではキッズスペースや食事場所を早めに確認し、
搭乗前に体を動かすと落ち着きやすくなります。
そして、耳の痛みに備えてジュレ系飲料を持っていけば、
もし泣いてしまっても、落ち着いて寄り添うことができます。
初めての飛行機は、
「ちゃんとできたね」と
親子の小さな成功体験になるはずです。
ぜひ無理なく、できる準備からはじめてみてください。
