我が家では天然芝を20年間敷いていたのですが、ここ数年で雑草が目立つように。
草むしりに追われる週末にうんざりし、「それなら畑にしてしまおう!」と一念発起しました。
本記事では、天然芝の庭を畑に変えるまでの道のりやかかった費用、労力をリアルに紹介します。
天然芝の20年、そして雑草だらけの現実
現在、古家に住んでいるのですが、庭に20年物の芝生が敷いてありました。
住み始めて最初の数年は良かったのですが、芝の隙間からスギナやクローバーが生え、夏には雑草取りに追われる始末。
除草剤を使うのもためらいがあり、手作業での対応は限界。「芝生には効かない除草剤」も試してみましたが成果はゼロ。。
芝があることで綺麗に見えるはずの庭が、今では管理が大変な場所に変わってしまったのです。
思い切って畑に!
芝生の維持にかかる時間と手間を考えると、もっと実用的な使い方をしたいと思うようになりました。
ちょうど子どもが野菜好きになってきたこともあり、「ならば畑にして一緒に野菜を育てよう!」と方向転換。
芝を剥がすのは一大作業ですが、育児と並行して家庭菜園ができるなら、家族の時間も充実するはず。
畑にするための具体的な手順
畑にするための手順はシンプルです。
- スコップで芝生を剥ぐ
- 根っこを取り除く
- 芝を捨てる
- 耕す
以上です!
必要な道具と費用の目安
使用した道具は主にスコップと小型の家庭用耕運機。
スコップは手持ちのものを活用しましたが、耕運機はAmazonで電動タイプのものを購入しました。
DIY初心者でも扱いやすい軽量タイプを選べば安心です。
コンセプトタイプはコードの取り回しが面倒ですが、充電タイプだとパワーが少なくなり、ガソリンタイプだとガソリンの補充や買い出し・保管が面倒なので、コンセプトタイプでよかったです。
その他、軍手・腐葉土・堆肥などの資材に約5,000円ほどかかりました。合計で2.5万円前後。
業者に頼むと10万円以上かかるケースもあるので、自力でやることでかなりの節約になります。
1人でも畑にできる?DIYのリアル
「女性1人で芝を剥がせるの?」と不安になる方も多いと思います。
正直、体力は必要です。ただし、時間をかけて少しずつ進めれば十分に可能です。
秋冬の暑くない時期にゆっくりと、3ヵ月掛けて実施できました。
スコップで根気よく芝を掘り、耕運機で一気に土を混ぜれば、一気に畑らしくなります。小さな達成感の積み重ねが、意外と楽しく感じられました。
畑にしてわかったメリットと現実
畑にして一番感じたのは、「庭が生き返った!」という実感です。
子どもと一緒にトマトやきゅうりを育てる日々は、学びと癒しの連続。
しかし、予想外だったのは芝の根が完全には除去できず、ところどころからまた芝や雑草が顔を出してくることです。
防草シートを敷くべきだったか?と悩む場面もありましたが、都度対処していけばなんとかなるものです。
完璧を求めず、ゆるく楽しむのがポイントですね。
雑草との戦いは終わらないけど…
天然芝時代と同様、雑草との付き合いは続いています。
しかし、畑にした今は「手入れ=育てる楽しみ」に変わりました。野菜を植えればその周囲の雑草はこまめに取るようになりますし、子どもと一緒に作業する時間も増えました。
雑草が全くなくなることはないけれど、庭が“ただの手間のかかる場所”から“家族の成長の場”になったのは何よりの変化です。
草もまた自然の一部と思えば、少し気が楽になります。
まとめ
天然芝を畑に変えるという選択は、見た目の美しさを手放す代わりに、家族の時間や実用性を得る一歩でした。
費用は2.5万円ほど、労力はかかりますが、子どもの食育や自然体験の場としては価値ある変化です。
「手がかかる」ことに悩んでいた日々が、「手をかけたい」時間に変わったのは、ほんの少しの勇気がきっかけでした。
育児と家事の合間に、自分のペースで畑づくり、試してみてはいかがでしょうか。