家庭菜園に興味があるけれど、「実際にどのくらい節約になるの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に大根を種から育て、収穫できた本数とかかったお金を計算し、「どれくらい得するのか?」を検証してみました!
大根の栽培にかかるお金は?
まずは、大根を種から育てる際に必要なコストについて考えてみましょう。大根栽培には、主に以下のような費用がかかります。
種代
大根の種は品種によりますが、1袋に約700~900粒入って200~300円ほどで購入できます。
土や肥料代
家庭菜園をする場合、庭がある方なら新たに土を購入する必要はありませんが、プランターで育てる場合は培養土が必要になります。
培養土(25L)で約1,000円ほどかかりますが、これは大根以外の野菜にも使えるため、大根1本あたりのコストとしては100円未満と考えて良いでしょう。
ただ、大根は大きく育つためプランター向きではありません。プランターを買ったとしても、1つの鉢に1本しか育てられないため、できれば庭や貸農園の露地栽培で行いましょう。
また、肥料は有機肥料を使う場合、1袋(5kg)で1,000円程度のものがあり、大根50本育てる場合に200円程度。1本あたり4円ほどの計算になります。
実際に収穫できた大根の本数は?
大根は育てる環境によって収穫量が変わりますが、実際にどれくらい育てられるのか気になりますよね。
そこで、種から植えて、最終的にどれくらいの本数を収穫できたのかを詳しく見ていきます。
間引き菜
大根の種まきは1か所に5~6粒ほど埋めます。
そのため、植えて1~2ヵ月間は間引き菜を食べることができますよ。
わが家では、浅漬けやみそ汁に入れて食べています。
スーパーでは売っていないので、いくらお得なのかは定かではありませんが、食事が豊かになる感じがしますよ。
大根
大根自体は、種1袋を使い切って、1シーズンで75本ほど収穫できました。
一度に収穫すると食べきれないため、週に1~2本のペースで収穫していきます。
地植えした大根はスーパーのものと、ほぼ同じサイズまで成長するので非常にお得ですよ。手間もほとんどかかりません。
大根を種から育てると何円得するのか?
さて、本題の「大根を種から育てると何円得するのか?」について、スーパーの大根価格と比較して計算してみましょう。
スーパーでは大根1本が平均120円程度で販売されています。収穫した75本をスーパーで購入すると、
120円 × 75本 = 9,000円
一方で、自家栽培のコストは 約300円 だったため、
9,000円 - 300円 = 8,700円の節約となりました!
もちろん、小さめの大根やシーズン後半に硬くなってしまった大根など品質が悪いものもありました。
また、種はかなりたくさん入っているので、収穫量は種の量というよりは畑の面積に左右されると思った方が良いでしょう。
とはいえ、家庭菜園を趣味として楽しみながら節約もできると考えると、一石二鳥ですよね。
特に、地植えの場合は手間が少なく、冬の間に放置しても育つため、忙しいママでも挑戦しやすい野菜の一つです。
まとめ
大根を種から育てることで、75本の大根を収穫し、約8,700円の節約ができることがわかりました。
大根は比較的育てやすく、秋まきで栽培すれば手間も少なく、成功しやすい野菜です。
ポイントを押さえれば、初心者でもスーパーで売っているような立派な大根を収穫できます。
ぜひ、この記事を参考に、家庭菜園での大根づくりにチャレンジしてみてください!