【ズボラさん注意】家庭菜園ビギナーが避けたい野菜5選!

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【ズボラさん注意】家庭菜園ビギナーが避けたい野菜5選!

家庭菜園に憧れて「自分で育てた野菜を子どもに食べさせたいな」と思うママは多いですよね。

でも実際に始めてみると、水やりや害虫対策、収穫タイミングなど意外と手間がかかり、思った以上に難しいこともあります。

とくに初めての家庭菜園で「マメじゃない」タイプの人にとっては、挑戦しない方がいい野菜も存在します。

ここでは初心者がつまずきやすい野菜を紹介し、代わりに育てやすい選択肢もあわせて解説します。

ゴマ|収穫の難しさに注意

ゴマは家庭菜園では珍しい存在ですが、「体に良いから自分で作ってみたい」と挑戦したくなる方もいるかもしれません。

ところが実際には収穫時期の見極めがとても難しい野菜です。ゴマのさやは成熟すると自然に弾けてしまうため、少しでもタイミングを逃すと地面に落ちてしまい、収穫量がゼロになることも珍しくありません。

さらに、ゴマは一度にたくさん採れる作物ではなく、収穫できてもほんの少量。

毎日の食卓に使うには物足りず、「こんなに頑張ったのにこれだけ?」とがっかりしてしまう可能性も高いです。

初めての家庭菜園で「育てる喜びを味わいたい」ママには、残念ながらおすすめしづらい野菜といえます。

大玉トマト|ミニトマトから始めよう

トマトは家庭菜園の定番ですが、実は「大玉トマト」は難易度が高いことで有名です。

最大の理由は水やりの加減がシビアな点。水分が多すぎると実が割れ、少なすぎると皮が硬くなるなど、調整がとても難しいのです。

また、大玉は実が大きいぶん、虫に食べられると一気にダメージが大きく、せっかく育てても収穫できないこともあります。

一方で「ミニトマト」は比較的丈夫で収穫量も多く、初心者や子どもと一緒に楽しむにはぴったりです。

ベランダでも育てやすく、毎日赤くなる実を眺めるのは子どもにとっても楽しい体験になります。

大玉に憧れる気持ちは分かりますが、まずはミニトマトから挑戦して「育てる楽しさ」を感じるのが安心ですね。

メロン|甘い果実には虫も寄ってくる

家庭菜園でメロンを作れたら素敵ですよね。でも実際に挑戦すると、その難しさに直面します。

特に初期段階では「ウリハムシ」という小さな害虫に葉を食べられてしまい、苗が枯れてしまうことがよくあります。

害虫対策をしないと、成長する前に全滅してしまうこともあるのです。

また、メロンはスペースも必要で、人工授粉や摘果など手間のかかる作業も必須です。

「マメに世話をしないと収穫できない代表格」といえるでしょう。

実際に家庭菜園で甘いメロンを成功させている人は、経験を積んだ上級者が多いです。初めての家庭菜園では避けておき、スーパーで買う方が結果的にコスパも満足度も高いかもしれません。

きゅうり・ナス|水やりが毎日の負担に

夏野菜の代表であるきゅうりとナスも、初心者には意外とハードルが高い野菜です。その理由は「水やりが欠かせない」こと。

特に真夏は朝夕の2回、しかもたっぷりと水を与えなければすぐにしおれてしまいます。旅行や外出の多い家庭では維持が難しく、気づけば枯れてしまった…なんてことも。

さらに、きゅうりは成長が早く、収穫のタイミングを逃すと一気に巨大化して食べづらくなります。

ナスは害虫に弱く、アブラムシやハダニがつくと一気に元気をなくします。どちらも育てがいはありますが、毎日の世話が大変なため「ズボラさん泣かせ」の野菜といえるでしょう。

初心者はまずシソやピーマンなど、水やりの頻度が少なくて済む野菜から挑戦するのがおすすめです。

トウモロコシ|受粉と獣害が大きな壁

夏の家庭菜園に憧れる野菜といえばトウモロコシですが、これも初心者には不向きです。

理由の一つは「受粉の難しさ」。トウモロコシは風で花粉が飛んで受粉する仕組みですが、うまくいかないと実入りが悪くなり、スカスカのコーンになってしまいます。

人工的に花粉をふりかける作業が必要なこともあり、放置して育てるのは難しい野菜です。

さらに厄介なのが「獣害」。甘い香りに誘われてアライグマやカラスなどに狙われ、収穫目前で食べられてしまうケースが少なくありません。家庭菜園で防御するにはネットや柵などの大掛かりな対策が必要で、手間もコストもかかってしまいます。

大規模な畑なら挑戦のしがいがありますが、初心者が庭やベランダで手軽に楽しむには不向きな野菜といえるでしょう。

まとめ

家庭菜園は子どもと一緒に楽しめる素敵な趣味ですが、「手間が多い野菜」に挑戦して失敗すると、やる気をなくしてしまいがちです。今回紹介したゴマ、大玉トマト、メロン、きゅうり・ナス、トウモロコシは、いずれもマメなお世話や高度な工夫が必要で、ズボラさんやビギナーには向きません。

その代わりにおすすめなのは、ミニトマト・ししとう・ピーマン・ネギ・さつまいもなど。比較的手間が少なく、収穫の楽しみをしっかり味わえるので、子どもと一緒に「できた!」という達成感を得られます。

家庭菜園は「成功体験」が継続の鍵です。まずは簡単な野菜から始め、少しずつステップアップすることで、家族の食卓を豊かにしていけますよ。無理なく楽しみながら、親子で自然や食の大切さを学んでいけるといいですね。

  • この記事を書いた人

IKUJIARI

2023年~子育て開始!
エンジニアパパとライターママの育児日記

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